がんに限らず、病気の前では誰しもただひとりの無力な人間にすぎません。
本書は、「がん哲学外来」を主宰する著者が患者さん本人や家族に向けて、
心の悩みや疑問に答えるQ&Aの一冊。
病気に直面し、動揺したり悲観したりする気持ちをどう立て直したらよいのか、
多くの患者さんに接してきた経験を踏まえた適切で
具体的なアドバイスが心を癒し、勇気を与えてくれます。
<悩みの事例>
1章 自分ががんの診断を受けたとき
Q がんの診断を受け、パニックになってしまった。
Q 遺伝や家系のために病気になったのではないか、と考えてしまう。
Q 自分が元気だった頃のことばかり思い出して、つらくなる。 他
2章 家族ががんになったとき
Q がんの診断を受けた家族にどう接したらいいか?
Q 親戚や友人・知人に、どこまで病気のことを知らせたほうがよいのか?
Q 患者が、入院先の病院に不満を訴える場合はどうしたらいいのか? 他
3章 友人、知人としてできること
Q 笑顔で接したいが、顔を見ると涙をがまんできない。
Q 本人を前に病気の話題を避けた方がいいのか、聞いた方がいいのか? 他