はじめに オムツゼロ運動の成功からわかったこと
プロローグ 認知症の8割は治せる!?
田原総一朗さんとの対談から感じたこと
論より証拠。認知症の困った症状は改善できる!
ペットボトル1本分の水分が足りないだけで意識障害が起こる
脳の萎縮は65歳以上なら、だれでも起きる
カチンコチンの状態で病院へ行き、認知症だと誤診される悲劇
1章 認知症はこうして治す
「物忘れは認知症のはじまり」ではない
「加齢の物忘れ」と「認知症」はどう違う?
「認知症=記憶障害」の発想から抜け出せ
体験しているのに体験していない人たち
「あなた、だれ」「?ごはん、まだ」?は忘れたわけではない
竹内式! 認知症の6タイプ
下がった「認知力」は上げればよい
意識のレベルを上げるには水分しかない
現場で言われる「認知症に便秘は大敵」
歩く距離が少ないと、認知症発症率が1・8倍に!
基本の認知症ケアは「水・便・メシ・運動」
2章 治癒と改善のためにすぐやるべきこと
1日1500ccの水を飲みなさい
ペットボトル方式でかんたんに1500cc補給
飲んでくれないときは「行動感染」を利用せよ
記録を1週間とってみよう
水を摂るほど尿失禁はなくなる
水を飲むほうがぐっすり眠れる
水分を増やしても、夜トイレに行きたくならない
噛める食事で1500キロカロリー摂りなさい
下剤を飲むときも、水をたくさん飲むべし
運動は「歩く」だけでいい
「パワーリハビリ」も活用しよう
ペットロボット「アイボ」のすすめ
認知症は3つのステップで治していく
3章 認知症タイプがわかればケアはもっとラクになる
異食をするのは「孤独」が原因だった――Aさんのケース
症状が起こるきっかけをタイプ別にチェック
夕方から興奮しやすい「身体不調型」タイプのケア
近所で迷子になる「認知障害型」タイプのケア
新しい場所を拒否する「環境不適応型」タイプのケア
大声を出したり乱暴する「葛藤型」タイプのケア
一日中ぼんやりの「遊離型」タイプのケア
かつての自分に逆戻りの「回帰型」タイプのケア
4章 認知症にならないための心得7
心得1 自身の認知症ノイローゼを避けるべし
心得2 「脳トレ」に効果なし
心得3 肥満を防ぎ、歯をケアせよ
心得4 〝うっかり〟が増えたら「脱水症状」かもしれない
心得5 休み休みの散歩でもよし
心得6 趣味を3つ以上もつと、認知症になりにくい
心得7 集会で隣の人に話しかけなさい
エピローグ なぜ、日本の認知症治療では認知症を治せないのか
イギリスでは認知症の診断をどうしているか
「認知症=脳」の考え方は19世紀に否定されている
認知症薬は役に立たない
21世紀は「認知症の時代」
おわりに 認知症〝だった〟人たちが登壇するシンポジウム