元・週刊ゴングの名編集長・小佐野氏とプロレスファンとしても知られる二宮氏が
ジャイアント馬場・アントニオ猪木から、藤波、長州、鶴田、天龍、タイガーマスクまで、
人々を熱狂させた昭和プロレスを数々の名レスラー、名勝負を語りながら懐かしみ、
さらにはその本質論、タイガージェットシンなどのヒール論にも迫る。
昭和プロレスの生みの親、力道山。その力道山の急逝で昭和プロレスの遺伝子は
ジャイアント馬場・アントニオ猪木へと受け継がれ、人気は絶頂を迎えるが、
団体分裂の中で両雄は対立と挑発を繰り返す。さらには藤波・長州、鶴田・天龍が
次の時代を作るべく入り乱れ、タイガーマスクの登場によって終焉に向かう昭和プロレス。
あの時代の熱気と舞台裏を、国際プロレスの輝き、ブラッシー、エリック、ブッチャー、
シンなど名ヒールも含めて語り尽くした、ファン必読の書。