さだまさしさんも、大絶賛!
「どんな人生も、冒険にあふれている!
そして誰もが、神の恵みに見守られている」
「アメイジング・グレイス」は、
さだまさしさんの名曲「風に立つライオン」に、その旋律が引用されたことから、
日本では、広く知れ渡るようになりました。
そして、歌手の本田美奈子さんが白血病に倒れた後、
力を振り絞って歌う美しい姿を覚えている人も多いでしょう。
「アメイジング・グレイス」は、
アメリカの第二の国歌ともいわれていますが、
そこには、長く悲しい黒人奴隷にまつわる人類の黒い歴史がありました。
この歌を作詞した聖職者、ジョン・ニュートンも、
黒人奴隷貿易に身をやつした一人でした。
悔悟と苦悩の果てに、彼が悟ったことは、
「私のような恥ずべき人間でも、救われた」
ということ。
彼はキリスト教信仰ゆえに、思考の原点に「神」がありますが、
これは、私たち日本人にとっても、違和感のある考え方ではありません。
なぜなら、私たち日本人も、昔から「大いなる存在」を感じ、
人智を超えた「人生の仕組み」があることを知っているからです。
本書は、1700~1800年代に起きた、「アメイジング・グレイス」にまつわる、
史実をもとにした物語ですが、
「人生に起きる出来事に、意味のないものはない」ということ、
そして、「誰ひとりとなく、神(大いなる存在)の恩寵を授かっている」ということに、
気がつくことと思います。
本書には、特別付録として、
オペラ歌手・アイカさんが歌う「アヴェ・マリア」「アメイジング・グレイス」を収録したCDを付けていますので、
厳かで清らかな歌声にも癒されてください。