少子高齢化を迎え、「墓じまい」というお墓のあり方が話題になっています。
それは、お墓を移設し、合同で永代供養するといういわばお墓のシェア化。
著者はこの考えを初めて実践した大阪の霊園業者の八城氏。
現代のお墓事情、そもそもお墓とは何か、合祀という考え方、人の終わり方の
未来像について、そして墓じまいについて説明します。
【目次】
序章 現代お墓事情
・日本のお墓は、どうなる!
第一章 「墓じまい」とは?
・お墓って、なんだろう?
・家族の形が変われば、お墓も変わる
・合祀永代供養という考え方
・新しいお墓のかたち
・「墓じまい」とは何か
・改葬の三段活用「建て替え」「引っ越し」「墓じまい」
第二章 私はこうして「墓じまい」を済ませました
・交通事故で亡くなった息子の墓を、家の近くに引っ越し
・ペットの墓のご相談から、ご自分たちのお墓に
・老いた母が、姑と同じ墓に入りたくないと言う
・子供に迷惑かけられへんがな
・おじいちゃん、ここがお墓やよ
・うちでも永代供養しますよ
第三章 「墓じまい」の経営学
・石屋がなぜ、「墓じまい」をススメるのか
・そして、「墓じまい」
第四章 美ら海(ちゅらうみ)へ
・女性たちの「終活」
・美ら海への誘い
・人の終わり方の未来について
第五章 お墓に関する悩み何でも相談室
・お墓に関する悩みは、尽きない
あとがきにかえて
・子孝行のススメ